「本当にありがとう、涼子ちゃん。君は、僕の大切な心のオアシスですよ。」
〈た、大切なって!?り、凛君・・・・そういうの、軽々しく言わない方が良いよ・・・〉
「いいえ、大事なことだからこそ口にしなきゃダメです。」
〈高千穂さんにも、言ってるの・・・・?〉
「え?カンナさん?」
〈前回・・・・送ってもらった時、高千穂さんのピアスがキレイだったから・・・それいいねって言ったの。そしたら・・・〉
「そしたら?」
〈凛君にもらったからつけてるって・・・・・・・・〉
「あ、言われてみれば最近、僕があげたのをいつもつけてますね・・・」
〈他にも、あげてたりするの・・・・?〉
「え?えーと・・・なぐさめるために、ますみちゃんにネックレスあげましたけど。」
〈ますみちゃんって、一之瀬ますみさんのこと!?〉
「そうですが?」
〈高千穂さん、そのこと知ってるの?〉
「いいえ。言ってないので、知らないと思いますが・・・」
〈ダメだよ、凛君!どうして、誤解されちゃうようなことするの!?一之瀬さんが凛君をあきらめてないのは、東山高校でも有名な話なんだよ!?〉
「そんなに話題になってるんですか!?」
〈それなのに・・・私にまでヘアピンを・・・〉
「え?ネックレスの方がよかったですか??」
〈違います!〉
「じゃあ、ピアス?意外ですね・・・」
〈違うったら!!凛君は鈍すぎなんです!!高千穂さんと付き合ってるのに、他の子に軽々しくプレゼントをあげちゃいけません!〉
「はあ!?付き合ってませんけど!?」
〈え!?〉
お互いがお互いの言葉に驚く。
〈うそ、だって・・・・凛君は、高千穂さんの彼氏・・・・〉
「彼氏じゃないです!カンナさんは親友です!」
〈恋してるんじゃないの?好きな人がいるから、一之瀬さんの告白を断ったって噂が・・・〉
「それは本当ですが、カンナさんとは清い関係です!誤解ですよ!?」
〈お付き合い、してないんですか?〉
「してません!」
〈でも、好きな人がいるんですよね・・・?〉
「そ、それは~」
〈まさか・・・・一部の男子が言ってるように、一之瀬さんをさけるための嘘ですか・・・?〉
「嘘じゃない!!」
思わず叫んだ後で、しまったと思う。


