彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






「ご、誤解っす!誤解っす!すごくのんびりできそうなメロディだと思っただけで~決して、瑞希先輩の趣味がお子ちゃまだとは思って~」

「誰もそこまで聞いてねぇよ!!凛、さっさと電話取れ!」

「はーい・・・」





円城寺君を気の毒に思いつつも、ボタンを押す。

この時、表示をよく見ないで出た。





「もしもし?」

〈あ・・・・凛君?〉

「え!?涼子ちゃん!?」


「涼子・・・?」





それでカンナさんの眉がピクッと動くが、それどころじゃない。




(しまった!涼子ちゃんのアドレス登録してなかった)



〔★そういう問題ではない★〕



「ど、どうしたの、電話なんてして?」

〈あ、うん、その・・・今忙しい?〉

「今は・・・・」





チラッと目だけで周囲を見る。




「「「「「「「「・・・。」」」」」」」」

「うはははは!」





全員が私を見ている。

表情はバラバラだけど、メンチを切ってるカンナさんと悠斗君、ニコニコしているけど目が笑ってないちーちゃんと、汚い物を見る目で見る円城寺君と、オロオロする可児君、呆れた顔の秀君と・・・




「凛・・・・・?」






なかでも、真顔の無表情で私を見る瑞希お兄ちゃん。



「え・・・えーっと・・・・!」



〔★14個の目力、凛に利いている★〕



「なんと申しますか・・・」

〈あ、ごめんなさい!迷惑だったよね・・・きるね?〉





そう言った声が、すごく悲しそうに聞こえる。





「あ、待って!迷惑じゃないです!」





それで放っておけなくなった。





「なにかあったの、涼子ちゃん。」





携帯を耳と肩の間で挟み、ごめんなさい!とみんなに向けて両手を合わせてから移動する。

訳ありそうな声だったから・・・・





(誰にも聞かれない方が良いよね?)





そう思って外へ出た。



〔★喧嘩でもないのに表に出た★〕