彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






「凛、とりあえず出ろ。」

「そ、そうですね、瑞希お兄ちゃん。」





好きな人の指示もあり、急いで携帯をタッチする。

それなのに円城寺君は、私へと大股で近づきながら怒鳴る。





「オイコラ凛道!もっとマシな着メロなかったのかよ!!?」

「え?良い着メロじゃないですか?」

「どこがだ!?ありえねぇだろう!?」

「え?・・・・おかしいですか?」

「気が抜けるわ!」



〔★少なくとも、場の殺気は消えた★〕



「あーあ、なんかやる気なくした系~・・・かんなっち、ガチで謝っとくね。強い力で握りすぎてごめん。」

「あ?なんだよ、急に・・・」

「けどさ~リンリンに優しくしてあげてよ~お守り役=唯一の癒し系ってことじゃない的な?」

「・・・わーってるよ。」

「い、いいのかよ、カンナ!?」

「カンナがああ言ってんなら、良いんじゃねぇの?」

「うはははは!せやなぁ~種類ちゃうけど、ハゲ君と同じで、凛のことが好きなだけやしなぁ~」

「だ、誰が好きだボケ関西人!?」

「ハゲっていうな!つーか、毎回修正する身にもなれ!」

「うはははは!ごめんやっしゃ~ながちゃんもごめんやっしゃ~!成り行きで、凛と近距離やけど、独り占めする気あらへんねん♪かんにんなぁー」

「別・・・いいよ。リンリンが指名するのがちょっと多いから、なんか気持ちがジューシーになっただけだし~」

「ハゲ君もかんにんなぁ~わしが悪かったわ!ホンマ、すまん!うはははは!」

「はぁー・・・・・もう好きに呼べ。オメーのそういうところが、凛さんはいいんだろう。けど、忘れんなよ?先に出会ったのは、俺が先だってことをな!?」

「もちろんや!これで、めでたしめでたしやで♪うははははは!」





(なんか・・・・・・いつの間にか、仲直りしてる・・・?)





「へぇ~メールの着信音1つで、修羅場を止めるとは、さすがは俺の凛だな?」

「お兄ちゃん。」

「俺の・・!?」





ニコニコしながら言う瑞希お兄ちゃんに、円城寺君の表情が変わる。





(あ・・・・・・・・これ、円城寺君に怒鳴られるフラグがたったな・・・・・・)





その直後、予感は的中した。