彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






「たくっ・・・!!隠密捜査に来て、可愛い弟のために、忍者と戦うことになるとは思わなかったぜ・・・!?」

「これはこれは・・・こちらこそ、初代龍星軍総長にお目にかかれるとは♪」

「瑞希お兄ちゃん!」





(私はお兄ちゃんのおかげで助かったけど!)





「どいてください、お兄ちゃん!!!あぶな―――――――」

「あぶねぇだろう!!」


バキッ!!







私のセリフと瑞希お兄ちゃんのセリフがかぶる。

その瞬間、瑞希お兄ちゃんは両手をひねらせる。

それで、ものすごい音が店内に響いた。






「うちの可愛い弟とパンピーのお嬢ちゃんに、なにしてくれてんだコラ!!?」

「えー・・・・?うっそ・・・・」

「おにいちゃあぁああああああああん!?」





瑞希お兄ちゃんが怒鳴り、忍者が驚き、私は絶叫する。






「凛に怪我させやがって!!覚悟は出来てんだろうなボケっ!!?」




カッシャ―ン!!





そう叫んで、彼が足元に叩きつけたのはおれた刀の刃先部分だった。



〔★瑞希は刀をへし折った★〕




「「えええええええええ!?素手で刃物を折った!?」」





あまりのことに、涼子ちゃんと2人で声を合わせて叫ぶ。

同様に、敵の方もポカーンとする。





「マ、マジ!?日本刀を素手で折っちゃう?しかも、根元からポッキリ・・・・」

「テメーらはマジじゃねぇのか!?」





そういうと、ファイティングポーズを取る初代龍星軍総長様。





「多勢に無勢で、凛を襲いやがってよぉ~やることが汚ねぇぞ、軒猿!?」

「あ、それは誤解♪俺は単独で動いてるから。」

「あんだと~!?」

「あなたの可愛い弟君にも言ったけど、俺の手柄を奪おうとしたのは別部隊♪俺と仲間とか、勘弁してよぉー♪」

「・・・どうやら、オメーとはいろいろ話さなきゃいけねぇみたいだな・・・!?」

「それじゃあ次回で♪こんな泡まみれじゃ、話し合いにならない♪」





そう言って笑うと、折れた刀を床に放り投げる忍者。

それで瑞希お兄ちゃんが叫んだ。