「君がしたのか、忍者・・・・!?仲間を・・・・!?」
「おいおい、俺はあいつらとは『別』だよ、凛道蓮君?」
私の問いに、心底嫌そうな顔で相手は言う。
「せめて、区別する意味で忍びさんとでも呼ぼうよ~?」
「僕らを助けてくれたのか、忍び・・・!?」
「ん~なんか、君相手だと、そういう呼ばれ方、悪くないんだけど・・・・なんかなぁ~」
「君は何者だ?」
カシャン。
「それだ。」
そう聞いた瞬間、ボス忍者から取り上げた刀を構えながら言った。
「そうだよ、凛道蓮君・・・・俺が何か、聞いてくれなきゃ、名乗れない♪」
「・・・・何者だ・・・・・!?」
涼子ちゃんをかばいながら聞けば、楽しそうに目元をゆがめながら言う。
「軒猿(のきざる)。」
「のきざる・・・・!?」
「―――――――――――とでも、呼んでもらおうか!?」
軒猿と名乗った男が叫ぶ。
刃の切っ先が、私へと向かう。
「その面、拝ませてもらうぞ!!」
刀が私の顔へ向く。
(やばい!ここでよけたら、涼子ちゃんに怪我させちゃう!)
でもよけないと、顔がさらされる~!
今日は、ウルフカット風にしてる暇なかったから、普通にサラストですよ!
知り合いに見られたら、バーレールー!?かも!!
「くそっ!!」
「きゃあ!?」
自由になる左腕で、涼子ちゃんを突き飛ばす。
安全な方へと向け、私から引き離す。
「凛君!?」
「その優しさに免じて、シルキロールだけ切ってあげるよ♪」
「やめて―――――――――――――!?」
涼子ちゃんの声が空しく響く。
(――――――――――――ダメだ、やられた・・・・!)
顔を見られるのも、悔しいけど。
(何もできずにやられちゃうのが嫌――――――――――!!)
ヒュン!!
(斬られる!!のどぼとけがないのが、バレませんように!!)
目を閉じて、お祈りした瞬間。
パァァァァンっ!!!
「なに!?」
「簡単にあきらめてんじゃねぇーぞ、凛?」
軒猿の驚く声と、手と手が合わさり合う、ものすごい音がした。
それに続くように、大好きな声がした。
「けどまぁ、女守ったことは評価するぞ?」
「瑞希お兄ちゃぁん!!?」
目を開けた先にいたのは、愛しの真田瑞希お兄ちゃん!!
しかもその両手は、軒猿からの真剣を素手で防いでいた。


