「めんどくせぇ!一気にカタをつけてやる!」
そう言って、号令をかけた忍者が手にしていた武器を構える。
「げ!?刀!?」
「本物の菊一文字だね♪」
「良く知ってるじゃねぇか・・・!?」
ギョッとする私と、最初の忍者・・・・・私の右腕をおかしくした忍びを見ながら男は言う。
〔☆良い子のためのワンポイントアドバイス☆〕
菊一文字(きくいちもんじ): 昔々、天皇を引退した後鳥羽院が、備前一文字派の祖である則宗さんに作らせた刀のことで、伝説では新選組の沖田総司が使っていたとされた刀だよーん♪
「研ぎ直したから、切れ味は良いぜ・・・!?」
そう言ってかまえた男のフォームは、素人じゃなかった。
「・・・・君、剣道をかじってるね・・・・!?」
「さすが、龍星軍の4代目だな・・・!?」
これはヤバい。
(トンファーで防ごうにも、右手は動かない・・・左手一本で、撃退できる!?)
「でやぁぁぁ!」
(えーい!!なるようになれ!!)
奇声を上げながら、日本刀を私に向けて向かってくる忍者・・・・11番でいいか?
いや、ボスにしておこうか。
うん、忍者集団のボスが迫ってきた。
(こうなれば一度、トンファーで防いでから、流すようにはじき返してみるしか~!)
「凛君っ!!!」
シューッ!!
「うっ!?ぐわああああああああああああああ!!?」
そう思案した時、私を呼ぶ声が店内に響く。
途端に、忍者のボスが泡に包まれた。
「ぐわああ!?あああああ!!」
「ええ!?」
(何が起きた!?)
「やめなさい、卑怯よっ!!」
泡まみれで驚く忍者のボスと、右手を負傷した私に彼女は言った。
「涼子ちゃん!?」
見れば、消火器を抱えた涼子ちゃんが、真っ赤な顔で忍者のボスをにらんでいた。
「大勢で凛君1人をいじめて、この卑怯者ども!!」
「こ、このブス!」
「よくも先ぱ・・・お頭を!!」
「覚悟はいいか!?」
「うるさーい!そういうあなた達もこうよ!!」
プシュ―――――――――――!!
「「「「ぶわあああああああああ!?」」」」
苦情を言う悪い忍者達に、続けざまに消火器を発射する涼子ちゃん。
(えー!?思ってたよりも、なかなか過激!?)
〔★やる時はやるようだ★〕


