彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






「めんどくせぇ!一気にカタをつけてやる!」





そう言って、号令をかけた忍者が手にしていた武器を構える。



「げ!?刀!?」

「本物の菊一文字だね♪」


「良く知ってるじゃねぇか・・・!?」



ギョッとする私と、最初の忍者・・・・・私の右腕をおかしくした忍びを見ながら男は言う。


〔☆良い子のためのワンポイントアドバイス☆〕
菊一文字(きくいちもんじ): 昔々、天皇を引退した後鳥羽院が、備前一文字派の祖である則宗さんに作らせた刀のことで、伝説では新選組の沖田総司が使っていたとされた刀だよーん♪


「研ぎ直したから、切れ味は良いぜ・・・!?」



そう言ってかまえた男のフォームは、素人じゃなかった。





「・・・・君、剣道をかじってるね・・・・!?」

「さすが、龍星軍の4代目だな・・・!?」





これはヤバい。




(トンファーで防ごうにも、右手は動かない・・・左手一本で、撃退できる!?)




「でやぁぁぁ!」

(えーい!!なるようになれ!!)





奇声を上げながら、日本刀を私に向けて向かってくる忍者・・・・11番でいいか?

いや、ボスにしておこうか。

うん、忍者集団のボスが迫ってきた。





(こうなれば一度、トンファーで防いでから、流すようにはじき返してみるしか~!)



「凛君っ!!!」


シューッ!!



「うっ!?ぐわああああああああああああああ!!?」






そう思案した時、私を呼ぶ声が店内に響く。

途端に、忍者のボスが泡に包まれた。







「ぐわああ!?あああああ!!」


「ええ!?」

(何が起きた!?)



「やめなさい、卑怯よっ!!」






泡まみれで驚く忍者のボスと、右手を負傷した私に彼女は言った。





「涼子ちゃん!?」





見れば、消火器を抱えた涼子ちゃんが、真っ赤な顔で忍者のボスをにらんでいた。




「大勢で凛君1人をいじめて、この卑怯者ども!!」

「こ、このブス!」

「よくも先ぱ・・・お頭を!!」

「覚悟はいいか!?」


「うるさーい!そういうあなた達もこうよ!!」


プシュ―――――――――――!!



「「「「ぶわあああああああああ!?」」」」






苦情を言う悪い忍者達に、続けざまに消火器を発射する涼子ちゃん。



(えー!?思ってたよりも、なかなか過激!?)



〔★やる時はやるようだ★〕