「おおお!?すごい!トンファーを出したぞ!?」
「あっちの忍者のは、王道のクナイだ!」
「クナイ?」
「忍者が手裏剣と同じぐらい、良く持ってる武器だよ。」
キンッ!
「あ!?」
笑うように言った相手が手の平を返す。
クナイという武器の持ち方を変える。
それで私は押し返された。
キン!
「ほら♪」
キンッ!
「ほらぁ♪」
キーン!
「ほらほらぁ♪」
「くっ!?こ、この!?」
「凛君!」
「すごい!忍者VSトンファー使いだっ!」
「これは手に汗握る~」
涼子ちゃんの悲痛な声と、興奮気味な周りの声が響く。
同時に、沢山のシャッター音が耳に届く。
それで、目しか見えない頭巾姿の忍者がささやく。
「・・・ギャラリーも増えた。目立つのは忍びらしからぬことだが・・・お前がやられるところを見る証人は多い方が良い、凛道蓮。」
「なに!?」
(こいつ、もしかしてー!?)
「俺を凛道蓮とわかって攻撃してるのか、忍者!?」
「忍びと呼んでもいいぜ、龍星軍4代目総長?」
そう叫ぶと、トンファーで交差して防いでいたクナイが消える。
「え!?」
「あらよっと♪」
次の瞬間、右手首へ敵の刃先が迫っていた。
「あ!?」
・・・・っという間だった。
パキーン!
「うわ!?」
「チッ!?」
熱い熱を右手に感じる。
同時に何かがはじけ飛んだ。
「お守りが!?」
魔除けにもらった腕輪。
パワーストーンが砕け散った。
「ちっ!アクセサリーを利き手につけるなっての!」
そう言いながら、後ろへ後退した忍者。
「利き手って・・・!?」
(そこまで計算して、狙って攻撃したのね!?)
理解したと同時に、手が震えはじめる。
「あれ?」
な、なに?
「なにを・・・した!?」
「表面を傷つけただけさ。と言っても・・・解毒剤が必要な傷の作り方をしてるけどね?」
「き、さま・・・!?」
カタン!
カラン、カラーン!
何をされたと理解した時、攻撃を受けた手からトンファーが落ちる。


