彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






「おおお!?すごい!トンファーを出したぞ!?」

「あっちの忍者のは、王道のクナイだ!」

「クナイ?」


「忍者が手裏剣と同じぐらい、良く持ってる武器だよ。」



キンッ!

「あ!?」






笑うように言った相手が手の平を返す。

クナイという武器の持ち方を変える。

それで私は押し返された。




キン!

「ほら♪」


キンッ!

「ほらぁ♪」


キーン!

「ほらほらぁ♪」


「くっ!?こ、この!?」




「凛君!」

「すごい!忍者VSトンファー使いだっ!」

「これは手に汗握る~」






涼子ちゃんの悲痛な声と、興奮気味な周りの声が響く。

同時に、沢山のシャッター音が耳に届く。

それで、目しか見えない頭巾姿の忍者がささやく。





「・・・ギャラリーも増えた。目立つのは忍びらしからぬことだが・・・お前がやられるところを見る証人は多い方が良い、凛道蓮。」

「なに!?」





(こいつ、もしかしてー!?)






「俺を凛道蓮とわかって攻撃してるのか、忍者!?」

「忍びと呼んでもいいぜ、龍星軍4代目総長?」






そう叫ぶと、トンファーで交差して防いでいたクナイが消える。





「え!?」

「あらよっと♪」





次の瞬間、右手首へ敵の刃先が迫っていた。





「あ!?」


・・・・っという間だった。




パキーン!


「うわ!?」

「チッ!?」






熱い熱を右手に感じる。

同時に何かがはじけ飛んだ。





「お守りが!?」





魔除けにもらった腕輪。

パワーストーンが砕け散った。





「ちっ!アクセサリーを利き手につけるなっての!」





そう言いながら、後ろへ後退した忍者。






「利き手って・・・!?」



(そこまで計算して、狙って攻撃したのね!?)





理解したと同時に、手が震えはじめる。





「あれ?」


な、なに?





「なにを・・・した!?」

「表面を傷つけただけさ。と言っても・・・解毒剤が必要な傷の作り方をしてるけどね?」


「き、さま・・・!?」



カタン!

カラン、カラーン!





何をされたと理解した時、攻撃を受けた手からトンファーが落ちる。