彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






「東山高校も、校則は厳しくなかったはずだから、気軽に使ってもらえるかなって♪」




あゆみが丘学園が、ゆるすぎるだけかもしれないけどね~



心の中で皮肉る私をよそ個に、受け取った側の反応は悪くなかった。



「嬉しい・・・!」

「どういうのが好きかわからなかったんだけど、3パターンで選んでみました。」

「可愛い・・・!こっちは大人っぽいし、これも素敵!」

「その日の気分で決めてもいいし、場面ごとに使い分けてもいい・・・・・・・というのが、売場の人のうたい文句だったんだよ?」

「うふふふ!凛君、ノセられちゃったんじゃない?」

「そうでもないよ。涼子ちゃん、気に入ってくれてるみたいだから。嫌だって言われたらどうしようかと思いました。」

「そんなことないよ。」





私の言葉に、3つのヘアピンを抱きしめながら言った。





「すごく、嬉しい・・・・・・・!」





目を閉じて、頬を染め、ハッキリとした声で言われ、ドキッとする。




(そんなに幸せそうな顔されると、照れちゃうなぁ~)




涼子ちゃん、友達とプレゼント交換しないのかな?

だからこれぐらいのことで喜んでくれるの?




(あるいは、素直で優しい子だから・・・・・)



「ありがとう、凛君。こんな素敵なものもらえるなんて思わなかったから・・・・一生、大事にするね?」

「いえ、いえ。そう言ってもらえると、光栄です。あ、よかったら、つけてみて下さい。」

「はい!今すぐ!」

「え?」


今すぐ?

(別に、今でなくてもいいんだけど・・・)





私の言葉を真に受け、3つのうちの1つを選んで髪につける。

3種類の中では、可愛いデザインのものだった。





「どう、ですか・・・?」

「あ、やっぱり可愛い!よく似合いますよ、涼子ちゃん?」




買う時にイメージした通り、涼子ちゃんに、似合っていた。