彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






「涼子ちゃん、いいですか?」

「で、でも・・・」



戸惑う彼女を見て思う。

あれ?もしかして、迷惑だったかな?

それとも、




「僕と一緒じゃいやですか?」

「ええ!?嫌なんて!た、ただ、私・・・」

「だめかな?」





ちゅうちょする彼女に、門限でもあるのかな?と思いながら見る。

じっと見ていたら、段々と涼子ちゃんの顔が下がる。

うつむいていく。





「涼子ちゃん?」





気になり、前かがみになる。

そして、背後の壁へと数歩下がる眼鏡っ子。





「あ、涼子ちゃん!?」





立ちくらみ!?

そう思って手を伸ばして、私もつまずく。





「「あ。」」

ドンっ!!


「り、凛君!?」

「あ、ごめんごめん。顔が赤いけど・・・大丈夫かな?」





手のひらを、彼女の顔の真横に、背後の壁につけながら聞く。





「真っ赤だけど、風邪?」

「そ、そそそそ、そんなんじゃ!というか、この姿勢は~~~!?」

「え?姿勢??」

「ひ、人に見られると、壁ドン・・・」

「え?ごめん!もしかして、おどかしちゃった?」





確認を込めて顔を近づける。





「大丈夫?手を貸そうか?」

「そ、そんなこと――――――~~~~~!」

「やっぱり、休もう。カフェ、おごりますから?」





そう伝え、涼子ちゃんの手を握りながら言った。





「ね、行きましょう?」

「り、凛君・・・!」

「そんなに僕は嫌?」

「・・・・・・イヤじゃないです・・・・!」





私の質問に、伏目がちだった涼子ちゃんが小さく答える。





「じゃあ決まりだね?行きましょう。」

「は・・・・はい。」





手を引いて、2人仲良く歩き出す。





「り、凛君、手・・・・!」

「離しちゃダメだよ!足元、フラフラしてるじゃないですか?」

「だ、だって、そ、それは!」

「涼子ちゃん、遠慮しすぎですよ?もっと、僕に甘えていいからね?」

「~~~!?」

「聞いてる、涼子ちゃん?返事は?」

「・・・・・・・・・・・・はい・・・・・・・・・・!」





グッと握っている手の力を込めながら聞けば、ギュッと握り返してくれた。

それにホッとしながら、涼子ちゃんの持つチラシのお店へと向かった。