彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






(けっきょく棒手裏剣、投げた人もわからずじまいなのよね~)



2日目は、警察の調書とかで、大変だったなぁ~・・・・




(獅子島さんのコネクションのおかげで、私はのぞき魔を倒したことに、かかわってないってことで、身元がバレる取り調べは免れたけど・・・・・)




・・・・おかげで、裸にされそうになった罪もなしになった。

あのセクハラ野郎め!

もう一発殴ればよかった!!

どうして瑞希お兄ちゃん達は一撃ずつ殴れて、私はダメなの??



〔★いろいろダメである★〕



(けっきょく、逃げようとした犯人を、『誰か』が棒手裏剣で足止めしたところを、瑞希お兄ちゃんが仕留めたことになった。)




最初、棒手裏剣を見たおまわりさんは、瑞希お兄ちゃんの犯行を疑った。

だけど、幸いにも、棒手裏剣から彼の指紋が出なかったということで無罪は認められた。

そこは他の4人も同じ。

いろいろ誤解している瑞希お兄ちゃん達が、私を警察の取り調べから守ってくれた形になるけど~・・・・



(それでも、瑞希お兄ちゃん達は警察に連れていかれて、半日無駄になったのよね~)



ホント、チャンバラ大会が、午前と午後の部、計6回あってよかったわ。

優勝者への高級ステーキは良いお土産になったもん♪





(お土産・・・)



“凛、それ全部買うのか?お土産か?”

“はい!いろいろ巻き込んじゃった子へのお詫びの品とも言えまして~”





(そうだ、お土産!)





そこまで考えて思い出す。





「忍者で思い出した!僕、涼子ちゃんに渡すものがあったんだ!」

「忍・・・?え?わ、渡したい物ですか??」

「うん。いつも、助けてもらってばかりで、お礼もしてなかったから~そうだ!よかったら、一緒にカフェでご飯食べてもいいかな?もちろんおごるから。」

「ええ!?いいよ、悪いよ!」

「悪くないよ!むしろ、今まで涼子ちゃんには散々迷惑をかけちゃって~ねぇ、行きましょう?」






瑞希お兄ちゃんには悪いけど、今渡しておかないと、彼女といつ会えるかわからない。

ただでさえ、一般人と暴走族ということで、接点がない。




(菅原凛で渡すわけにもいかないし・・・瑞希お兄ちゃんには、店外からアピールするだけにしておこうか・・・)


かなり残念だったけど、今回は我慢する。



〔★それでも会いには行くらしい★〕