彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






「さぁ~てと♪時間はあとどれぐらいかなぁ~?」





凛道蓮の携帯の電源を入れる。

表示された時刻を見て、逆算する。





「あ、ラッキー♪うまく言いわけすれば、2時間ぐらいは会えるよね。」





塾の子と意気投合して、おしゃべりしたって言えば、お母さんも怒らないだろう。

念のため、菅原凛の携帯のラインから『塾でお友達になれそうな子がいるから、その子達とご飯を食べてくる』と送れば、即既読で『いってらっしゃい♪』と帰ってきている。

有名塾に通う子となれば、『同じ学力の子か、ワンランク上の相手しかいない』と思っているから・・・・



(現金なのよねー・・・・)



〔★この親にしてこの子ありだ★〕



とにかく!

凛道蓮になって、瑞希お兄ちゃんに会う時間はある。





「そうだ!せっかくだから~職場の方へ行っちゃおう♪」





(その方が、お店にお金も落せて、お話もできて、働く姿を観察できるもの♪)



バイクはフェリチータなので、公共機関を使って向かおう。

ルンルン気分で、下りはエレベーターを使って降りる。

ここの防犯カメラも壊れてるから。



“入る時はあかんけど、出る時はエレベーターでええで!引きこもりや、自宅警備隊、在宅の人がぎょうさんおるし、管理人はん、わし以外はあんまり顔覚えてへんゆーとったからのぉ~ただし、女子高生はブスも美人も覚えるそうやから菅原凛の時は裏口から入りぃや~うはは!!”



(ヤマトはそう言っていたけど・・・・。)





「どうなんだろう・・・・」



(・・・・防犯面でどうなんだろう・・・・)




〔★無責任だろう★〕





(あと、女子高生の顔だけ覚えるって・・・・)



「どうなんだろう・・・・」




〔★人間性に問題がある★〕