彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






ヤマトのマンションは相変わらず、防犯カメラが壊れたままだった。




(まだ、霊障が収まってないのか・・・)





いやいや、おさまるわけないか。





(烈司さんの話だと、マンション全体が幽霊マンションだから、ヤマトやヤマトの知り合いの周りだけ、守りを固めたというけど・・・・)




元々、ヤマトの部屋しか結界を張っていない。

烈司さんいわく「頼まれてないのにタダ働きはヤダ。」らしい。





「もっともヤマトは、悪霊とかも弾き飛ばしちゃう性質らしいけど・・・・」





遊びに来る方は危なくないかな?

まぁ、烈司さんからもらったフクロウのお守りもある。

変な霊につかれることはないよね。



〔★生きてる人間の方は、そうでもない★〕



そんな確信を持って建物に入る。

こっそり入った非常口の階段を登りながら息をはく。

13回登るのは大変だけど、ロッカーで着替える寄りは早いもんね。

長い道のりを経て、呼び鈴を押す。

出てこない。

留守だと判断して、あなにカギを差し込んで開ける。

素早くヤマトの部屋に入る。





「ヤマトー僕です!借りるよ~」




もう一度呼ぶが、真っ暗な部屋から返事はない。

本当に出かけているみたい。






「じゃあ、好きに使わせてもらいますか。」



そこは勝手知ったるなんとかと言いますか・・・・何度も来るうちに覚えた部屋の配置。

明かりをつければ、相変わらず、ガラーンとして、荷ほどきの出来ていない部屋が目に飛び込んでくる。

それを見ても、もうため息は出ない。

慣れるって怖いなぁ~と思いながら、借りている部屋で着替えた。





「変・身♪」





ワンピースを女物の服を脱ぎ捨て、さらしを巻いてメンズ服をまとう。

シルキロールをつけて、髪を軽く盛る。

これで準備万端。





「龍星軍4代目総長・凛道蓮、降臨♪」





〔★気分は変身ヒーローだ★〕