ヤマトのマンションは相変わらず、防犯カメラが壊れたままだった。
(まだ、霊障が収まってないのか・・・)
いやいや、おさまるわけないか。
(烈司さんの話だと、マンション全体が幽霊マンションだから、ヤマトやヤマトの知り合いの周りだけ、守りを固めたというけど・・・・)
元々、ヤマトの部屋しか結界を張っていない。
烈司さんいわく「頼まれてないのにタダ働きはヤダ。」らしい。
「もっともヤマトは、悪霊とかも弾き飛ばしちゃう性質らしいけど・・・・」
遊びに来る方は危なくないかな?
まぁ、烈司さんからもらったフクロウのお守りもある。
変な霊につかれることはないよね。
〔★生きてる人間の方は、そうでもない★〕
そんな確信を持って建物に入る。
こっそり入った非常口の階段を登りながら息をはく。
13回登るのは大変だけど、ロッカーで着替える寄りは早いもんね。
長い道のりを経て、呼び鈴を押す。
出てこない。
留守だと判断して、あなにカギを差し込んで開ける。
素早くヤマトの部屋に入る。
「ヤマトー僕です!借りるよ~」
もう一度呼ぶが、真っ暗な部屋から返事はない。
本当に出かけているみたい。
「じゃあ、好きに使わせてもらいますか。」
そこは勝手知ったるなんとかと言いますか・・・・何度も来るうちに覚えた部屋の配置。
明かりをつければ、相変わらず、ガラーンとして、荷ほどきの出来ていない部屋が目に飛び込んでくる。
それを見ても、もうため息は出ない。
慣れるって怖いなぁ~と思いながら、借りている部屋で着替えた。
「変・身♪」
ワンピースを女物の服を脱ぎ捨て、さらしを巻いてメンズ服をまとう。
シルキロールをつけて、髪を軽く盛る。
これで準備万端。
「龍星軍4代目総長・凛道蓮、降臨♪」
〔★気分は変身ヒーローだ★〕


