「難しい質問です。」
「なに!?今の話のどこが、難しかったのかね!?」
「先生は、どの教科に対しても、現実駅な話をおっしゃいました。私は、この受験ですべての強化を公平に良い点を取って希望の大学に行きたいと思っています。ですから、すべての話がよかったので、どれか1つなんて決められません。」
と、お世辞を言ってみた。
〔★世間ではウソという★〕
「菅原君!!」
「はい。」
それで先生の目が、カッと見開く。
「感動した!!!そんな合理的で、素直な返事は初めてだよ!!君とはいい先生と生徒関係になれそうだよ!!」
「ありがとうございます。」
(あら~だまされちゃってくれてるよ・・・)
〔★完全に誤解している★〕
「ではみんな!菅原君みたいに、前向きに向上心を持って取り組んでくれたまえ!!」
そう言い残すと、軽く手を振りながらさわやかに暑苦しく去って行く純粋な先生。
(ああいう人が、あゆみが丘学園に来たら、教師いじめのターゲットにされそう・・・)
熱から解放されたクラスは、ホッとした空気が流れる。
同時に、我先にスマホを取り出す生徒達。
「もしもし、ママ?今終わった。」
「迎えに来てくれない?」
「やっぱり、この塾が良いと思うんだよね~」
「先生は暑苦しいけど、教え方が上手いんだ。」
「やっぱり、使えるものは使えないと損じゃないか?」
「良い子を演じて気に入られれば、こっちのものさ・・・・!」
(怖いな・・・)
ヤンキーやツッパリ、不良に半グレも怖いけど、怖いのはそういうカテゴリーの奴らだけじゃない。
(普通の優等生っぽい子ほど、時には暴走族より怖いと感じることがあるのよね・・・・)
〔★凛がまさにそうだ★〕


