「てか、寝起きの烈司もだが、酔った烈司にも気ーつけろよ!?酔ったらアイツ、悪質なキス魔になるから。」
「ええ!?キス魔!?」
「聞えたぞ、コラ!?誰が悪質だ、ボケ!!瑞希の方がタチわりぃーだろう!?」
「れ、烈司さん!?」
背後で座り込んでいる人が、死んだ魚のような目で言う。
「俺、確信犯で、瑞希は無意識じゃんかよ~!?」
「はあ!?俺がそんなことするわけないだろう!?」
(しましたよ・・・)
ほっぺじゃなくて、私の唇に・・・・
〔★詳しくは、『彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)』をご覧ください★〕
「ほら凛!味噌汁が冷めるから食え!」
「は、はい!頂きます・・・!」
「れーじ!テメーの分も用意してやってるからありがたく思え!食った食器は俺らの分までちゃんと洗えよ~片づけ当番!!」
「大声で騒ぐな・・・うう~二日酔いの人を相手に暴行しやがってぇ~」
「凛に変なことした烈司が悪い!ほら凛、バンダナで顔隠そうなぁ~?」
「けっ!テメーの態度に冷めるぜ!自分ばっか甘やかしやがってよぉ~?俺は占いしたかっただけだっての!なぁ~凛ターン♪」
「でしたら、もっと細かい結果を教えて下さい。」
「機嫌直してくれよ、凛たん♪床から立ち上がって、かーらーのーハグ!!」
「わわ、ちょっと!?」
「だから、俺の凛に触るな!後ろから抱きしめるなってのっ!!」
ほっぺへのチューは不本意だったけど、おかげで瑞希お兄ちゃんから甘い言葉が引きだせた。
それを思えば、今朝の烈司さんからのセクハラ等は大目に見ようと思う。
〔★不運を大目に見てはいけない★〕


