彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






「なーにが、おまじないだ!」





へっ!と鼻を鳴らしながら、好きな人が不機嫌そうに言う。





「男相手に何してんだあのボケ!」

「すみません・・・」

「凛が謝ることじゃないだろう?」

「そ、そうかもしれませんが・・・・」



(とはいえ、チューされるの見られちゃったのは確認できちゃったわけで~!)



「お兄ちゃん!」

「なんだよ!?別に、凛のことは怒って――――――」

「嫌いにならないで!」

「は?」

「ぼ、僕のこと、嫌いにならないで、下さい・・・・!」



首をかしげる彼に、私は思いのたけをぶつける。




「浮気するつもりはなかったんですよぉ!」

「ぶっ!?う、浮気だぁ~!?」

「そうです!うっかりの事故でおこったことです!人身事故!」

「じ、人身って~」

「あと、不意打ちでされちゃっただけで、違いますから!!あ!でも、不運退散のお願いはしましたが、まさかあんな方法とは知らなくて~だからぁ~~~~!!」



誤解されるのが嫌で、嫌われたらいやで言う。

必死で、訴える私に瑞希お兄ちゃんは――――――





「お前、ばか?」

「え!?」





きつ~いお言葉を返してきた。

そして、その次の言葉で体が動かなくなる。






「あれで烈司が嫌になっても、凛を嫌いになることは宇宙が滅んでもないっつーの!好きって言ってんだろう?」

「なっ・・・・!?」






不思議そうな顔でサラッと、すごいセリフを言いきる好きな人。





(なんでもない顔で、普通に私を好きって言ったぁぁぁぁ――――――――!!)





〔★凛はテンションマックスだ★〕



声にならない声で、口をパクパクさせていれば、ぺちっとほっぺを押された。





「俺は凛がだーい好きだっての!わかったか?」

「・・・・はい・・・・!とっても・・・・!!」




念押しされ、改めて惚れ直した。



〔★凛のラブメーターも上がった★〕