「何なんだテメー!?何してんだテメー!?」
「ば、ばか!ラブ注入的な、不運退散のエネルギーの注入をだな~」
「馬鹿じゃねぇの!?マジで馬鹿じゃねぇの!?別の方法あるだろう、バーカ!!」
「あ、あの・・・!」
どうしていいかわからず、オロオロしていれば、それに気づいた瑞希お兄ちゃんがニッコリ微笑む。
「よしよし、平気か凛?もう大丈夫だぞ!あっちで、消毒しようなぁ~?」
いつも以上に優しい声で言うと、私の肩を抱いて洗面所から立ち去ろうとする瑞希お兄ちゃん。
「そりゃあ~ないぞ、瑞希ぃー!?」
これに、床に座り込んだ烈司さんが非難の声を上げる。
「モニカは良くて俺はダメなのかよぉ~?」
「モニカは『女』だから、まだいいんだよ!!つーか、お前そっちの趣味ないだろーがっ!!?」
「ありましぇーん♪」
「まだ酒が抜けてねぇんじゃねぇの!?酔っ払い!!」
「あ、あの、お兄ちゃん・・・!」
見られた。
(ほっぺに、キスされたのを見られた・・・・・!!)
「ほら、行くぞ凛!」
腕を引かれ、烈司さんを放置して進む。
普通なら、烈司さんを気にしたり・・・殴り飛ばされた人を心配して気にしちゃうけど――――――
「み、見ましたか?」
「あん?」
「だ、だから―――――――烈司さんにちゅー・・・・」
されちゃったところ・・・・と、つぶやけば、ギロッとした目で見られる。
「見ましたが、なにか?」
「敬語で言わないでぇ!!なんか感じ悪いっ!」
「けっ!胸糞悪いのは烈司だ!・・・・なんで、チューされた・・・!?」
「え!?えーと、今日の僕の運勢が悪いので、おまじないだと・・・・」
(さっき聞いてるはずなのに、また聞くの?)
〔★それでも律儀に答えた★〕


