「俺は・・・・最後まで凛の側で、凛と一緒にいたい。凛の痛みも気持ちも、共有したいんだ・・・」
「お兄ちゃん・・・」
「俺のわがままで族の頭にして・・・それを応援したり、否定したりして、凛も困るよな?」
「そんなこと!僕は、僕は・・・龍星軍の4代目総長になったことを、後悔してません!だって僕、お兄ちゃんと一緒に―――――――――!!」
「俺と一緒にいる唯一の方法だと、思っちまったんだろう?」
「っ!?」
(バレてる?)
てか、気づいてた?
「いつ、から・・・・」
「・・・・・なんとなく。俺が凛の立場だったらどうするか・・・そう思っただけだ。」
「瑞希お兄ちゃん・・・」
「そんな顔するなよ?俺、闇夜と相性がいいから、凛の顔がよく見えるぞ?泣きそうな面しやがって・・・!」
「お兄ちゃん・・・!」
「ありがとう、凛。俺のために龍星軍4代目総長を選んだお前だから、俺も凛を選ぶ・・・大事にしていきたい・・・!」
「瑞希お兄ちゃん。」
「凛、優柔不断なお兄ちゃんだけど、好きでいてくれるか?」
「そんな!そんなこと・・・・!」
優しい声と表情で言われ、目元が熱くなる。
「聞かなくてもわかるようなこと、聞かないでくださいよ・・・!!」
「・・・言葉にしなきゃ、伝わんねぇーって、陽翔で学んだんだ。聞かせてくれ、凛。」
「だっ、大好きです!すっごく、すっごく、大好きで、愛しくて・・・あなたは、『凛』にとって、大切な人なんです・・・・!!」
「うん・・・・・・・俺も凛と同じ・・・・・凛が大好きだ・・・・・」
私は馬鹿だ。
この人は、過去の傷を引きずって、まだ許されていないと思っている。
そんな彼に、その場のノリと、目先の欲につられて男のふりをして、だまし続けている。
(今も、こうやって!!それでも――――――――――・・・・・!!)
「瑞希お兄ちゃん・・・・」
「ん?」
「もしも・・・僕がとんでもない大嘘つきでも・・・まだ、好きでいてくれますか・・・?」
「大嘘つきね・・・・」
私をなでながら抱き寄せると、クスクス笑いながら言った。


