「あの・・・、瑞希お兄ちゃんの言ってる意味が、ちょっとわからないんですが・・・・」
「俺も最初、バーベキューのくしだと思った。けど、それにしたら短すぎる。原料も違う。」
「そこでどうして、人を刺す道具になるんですか!?」
「凛、旅行の二日目・・・昼間で寝た後、午後から忍者カフェに行ったよな?」
「え、ええ。チャンバラ大会に参加して、見事優勝しましたよね!」
「俺らが土産物屋に行ってる時、先に買い物を済ませた伊織と烈司が、博物館に行ったのは覚えてるよな?」
「え、ええ。強烈なツッコミ役がいなくて、僕らは苦労しましたよねー」
「ああ・・・その博物館で、伊織と烈司が見ちまったんだ。」
「なにをです?」
「のぞき魔の手に刺さってた奴と同じものが展示されてるのを。」
「え?」
「あれ、忍者が使う、『棒手裏剣』なんだってよ。」
「忍者!?手裏剣!?」
「すぐに伊織から警察署長に頼んで調べさせたら、間違いないって返事が来てな・・・」
「つ、つまり!忍者が僕を助けてくれたんですか!?」
「てことで凛、忍者の知り合いはいるか?」
「いるわけないでしょう!?いたらこんなに苦労しません!」
(もっと早く瑞希お兄ちゃんを見つけてるわよ!!)
〔★この物語も変わっている★〕
「そっか・・・凛の知り合いじゃないか・・・」
「僕をなんだと思ってるんですか!?知ってれば、その時に報告してます!瑞希お兄ちゃんに言ってます!」
「学校のことは教えてくれないのにか?」
「っ!?」
痛いところをつかれる。
「そ、それは・・・」
「わりぃ・・・意地悪言ったな。」
顔ごとそらせば、そっと抱き寄せてくれた。


