彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)






「あの・・・、瑞希お兄ちゃんの言ってる意味が、ちょっとわからないんですが・・・・」

「俺も最初、バーベキューのくしだと思った。けど、それにしたら短すぎる。原料も違う。」

「そこでどうして、人を刺す道具になるんですか!?」

「凛、旅行の二日目・・・昼間で寝た後、午後から忍者カフェに行ったよな?」

「え、ええ。チャンバラ大会に参加して、見事優勝しましたよね!」

「俺らが土産物屋に行ってる時、先に買い物を済ませた伊織と烈司が、博物館に行ったのは覚えてるよな?」

「え、ええ。強烈なツッコミ役がいなくて、僕らは苦労しましたよねー」

「ああ・・・その博物館で、伊織と烈司が見ちまったんだ。」

「なにをです?」



「のぞき魔の手に刺さってた奴と同じものが展示されてるのを。」

「え?」



「あれ、忍者が使う、『棒手裏剣』なんだってよ。」

「忍者!?手裏剣!?」

「すぐに伊織から警察署長に頼んで調べさせたら、間違いないって返事が来てな・・・」

「つ、つまり!忍者が僕を助けてくれたんですか!?」

「てことで凛、忍者の知り合いはいるか?」

「いるわけないでしょう!?いたらこんなに苦労しません!」


(もっと早く瑞希お兄ちゃんを見つけてるわよ!!)





〔★この物語も変わっている★〕





「そっか・・・凛の知り合いじゃないか・・・」

「僕をなんだと思ってるんですか!?知ってれば、その時に報告してます!瑞希お兄ちゃんに言ってます!」

「学校のことは教えてくれないのにか?」

「っ!?」





痛いところをつかれる。





「そ、それは・・・」

「わりぃ・・・意地悪言ったな。」







顔ごとそらせば、そっと抱き寄せてくれた。