月の瞳を持つ少女

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コンコンッ








扉の向こうから高い声が響く








ドアを開けると、先程よりは顔色のよくなった姫がベット上に座っていた











私は微笑んで近寄る







「……姫」









彼女のいつもはクリクリに巻かれたミルクティーブラウンも今日は大人しく真っ直ぐだ










「……。」






郁弥や北斗は病室の壁際からこちらをみる








「……あの、、。月ちゃん。」








「ん?」







「すこしだけ、暖人と二人にしてくれないかな?」






誰かが息を呑む







その音ら言うまでもなく暖人のものだろう











「……わかった。」






わたしは暖人を置いて振り返る









郁弥や北斗もそんな私に続いて病室を出た