少女と少年は惹かれあっていった 「ツキ、俺はお前を自由にしてやるよ」 「無理よ。私は今が幸せならいいの」 「ははッ、それじゃあお前をおれのものだけにできない」 彼の暖かな心が彼女の心を溶かしていく 少女と少年の間に愛の言葉なんて要らなかった でも、その幸せは長くは続かなかった 直哉の存在を蓮が知ってしまったから、