『まだみつからないのか?!』 『チッどこにいやがんだ!』 (…………くそ、近いな) 少女はそんな声から遠ざかるように走った どれくらい走っただろうか、 "誰か"を探す声はもちろん、何も聞こえない位に闇の深くまで来ていた (…………ここまで来れば……。) 「みーつけた♪」