「最初はヤキモチを焼いてくれるのかなと思ってやっただけだった。」

「うん」

「でも、あいつは何も言わずに過ごしてた。」

「うん」

「もっとやったらあいつも焼いてくれるんじゃねぇかって思ったらいつの間にか俺は振られてた。」

「だろうな。ちぃはお前のことが好きだから、嫌われると思ってヤキモチ焼いたこと言わないで影で泣いてたんだからよ。」

俺はたくさんあいつを傷つけてたんだ…

「そうか。でも、俺あいつのことが好きだ!あいつとまたやり直したい!」

「知らねぇよ。ちぃにしかお前に対する気持ちわかんねぇんだからさ。」

「そっか。じゃあ俺気持ち伝えてくる!」

「ちぃなら屋上にいると思うよ」

「ありがと」

俺はあいつに気持ちを早く伝えたくて階段を駆け上がった。