2人の守り神が話をしているはるか上で、少年は楽しそうに笑っていた。
「あははは!!」
何か面白いことでもあったの?
「うん、とっても面白いことがね♪」
そうなんだ。もしかして儀式のこと?
「そうだよ。彼女はもうすぐ行くんだよ。」
……私たちがそうだったように?
「その通りさ!」
彼女は果たして
「世界を滅ぼすか、世界を救うか、」
2つに1つの願い………。
「それを選ぶのは彼女さ。」
少年は楽しそうに足をばたつかせながら言った。
来るべき日を待ち望んでいるかのようにー。