「慣れ始めた頃が一番事故りやすいんだけど、俺はマジ運転うまいから大丈夫だし♪」
いたずらっぽく言う輝空くんが格好つけてハンドルを握って見せた。春休みの間に免許を取りに行ったらしい。
コンビニの駐車場に止まっている車は少なくて。何を話そうか、なんて心配しなくても二人の会話は途切れることがなかった。
従業員が段ボールを持って前を通る時「ここにたまらないでねー」と注意された。
「じゃー……そろそろ行くか、ラーメン」
頷いてバイクを引く輝空くんの左側を歩く。
「後ろ乗りたい?」
「え‼いいの?」
興味津々に返事を返す。
「ん、ダメー。捕まるだろ‼」
「はぁーっ‼だったら聞くなッ」
言葉では怒って見せたけど、わたしの顔は笑っている。
「うそうそ、そこの細道入ったらいいよ」
そんな様子を楽しむように、わたしをからかう輝空くんは嫌いじゃない。
いたずらっぽく言う輝空くんが格好つけてハンドルを握って見せた。春休みの間に免許を取りに行ったらしい。
コンビニの駐車場に止まっている車は少なくて。何を話そうか、なんて心配しなくても二人の会話は途切れることがなかった。
従業員が段ボールを持って前を通る時「ここにたまらないでねー」と注意された。
「じゃー……そろそろ行くか、ラーメン」
頷いてバイクを引く輝空くんの左側を歩く。
「後ろ乗りたい?」
「え‼いいの?」
興味津々に返事を返す。
「ん、ダメー。捕まるだろ‼」
「はぁーっ‼だったら聞くなッ」
言葉では怒って見せたけど、わたしの顔は笑っている。
「うそうそ、そこの細道入ったらいいよ」
そんな様子を楽しむように、わたしをからかう輝空くんは嫌いじゃない。


