『帰国子女ぉーーっ?!』




一気に騒ぎ出した。

前の席(ちーちゃん)でブツブツと、別に今時帰国子女くらい…的な事を呟いていた。


確かに、今時帰国子女くらいで驚きはあまりしない。珍しいってわけでもないし…、




『センセーっ!質問っ!彼女いるー?』


「彼女?知って何があるんだ?」


『先生の彼女候補するっ!!!』




ムードメーカーな葉月ちゃん、大胆な告白…、、皆がいる前でよく恥ずかしがらず言えるよね…、、


本当に尊敬するよ。




「俺、生徒と付き合う気はない。ロリコン趣味もしてないし… それに俺彼女いるから。」




そりゃ、世の中の女の人達もこんな顔の整った人を放っておかないよね。


ロリコン趣味って、、。



今、この先生の彼女の想像をしてみた。



あくまであたしの予想だけど、最近までアメリカということは、ブルーな目のブロンドヘアーの美女を想像した。


ロリコン趣味かー、


ちーちゃんなら ──────。




「ブラコンだね。」


「…は?さくら何か言った?」


「えっとね、ちーちゃんならブラコンだなーって思っただけだよ。」


「…あとで覚えときなよ、さくら。」




やらかしてしまった。
火に油を注ぐ結果となってしまった。