「俺はサッカー部の河野 圭多っす。
クラスからは圭ちゃんって呼ばれてるんで先生も好きに呼んでください。」


「佐々木とは仲良いみたいだけどカレカノだったりする?」




何か、今先生の口から凄い衝撃的なことが聞こえたかもしれない。


圭ちゃんとあたしが、カレカノ?!




「「圭ちゃん(こいつ)とカレカノなんて死んでもありえない!」」


「クスッ、そこまで否定しなくても。」


「さくらと俺は腐れ縁… というかガキの頃からの幼馴染みなだけ。」




へ〜、
というような顔で圭ちゃんの話を聞く先生。


そういえば、圭ちゃんと初めて出会ったのっていっだっけ。




「佐々木って、… やっぱ、なんでもない。」


「?」




先生が何を言いかけたのか分からないけど
その後の表情は優しい顔だった。




「そろそろ5限目のチャイム鳴るな。校内案内は終わり、ありがとな!」


「…え、あ、、はい。」





優しい顔して微笑むの禁止って言いたい。

今の棗先生の顔は不意打ち…、




「さくら、どーかした?」


「…な、なんでっ!」


「お前が恋する乙女とかありえねぇー。」




皆さん、聞きましたか…、、
圭ちゃんの衝撃発言をもう一度リプレイ


“お前が恋する乙女とかありえねぇー。”



だ、そうです。