ここの家に来て1年。 だいぶ生活に慣れ、落ち着いて暮らせるようになった。 学校は私の希望で転校しなくて済んだ。 朝ごはんを食べ、食器を洗い、歯磨きをして家を出た。 朝の太陽とは違い、少し突き刺すような眩しい陽射しに目を細めた。 ---♪---♪ 制服のポケットが震えた。