伝票を見ると2万4千円と書かれている。


宮部は日野が用意してくれたお金で支払うと領収書を忘れずに貰い店を出た。


店の目の前に停めてある車に乗り込み大塚が出てくるのをひたすら待っていると3時には店の明かりは消えぽつりぽつりと女の子達が出てくるのが見える。


その中に大塚がいた。


同じ従業員に挨拶をしてからアパートへと歩きだす。


手にはブランド品のバックを持ち、表情には少し疲れが伺える。


宮部は駐車場に停めた車内から大塚の周囲を注意深く観察した。