「お母さん、これで大丈夫かな?おかしくない?」

台所にいるお母さんに尋ねる。現在7時過ぎ。

「うーん、どこもおかしくないよ。あ!昨日シャツにアイロンちゃんとした?」

あっ、してない。

「大丈夫。キレイだったし…。」

目を泳がす。

「もう、今度からは前もってしとくのよ!」

「はーい。てか、もう行くね」

玄関に向かう。

「待って、なーちゃん。見送りするから。」

お母さんは、バタバタと足音を鳴らす