クロムとフラワーブルーが声をそろえて言うと、祭壇が淡い光に包まれた。
まるで2匹に”おかえり”と言っているかのように・・・。
そうして促されるままにリオたち4人は祭壇の中に入って行った。
「はぁ~、とっても澄んだ空気・・・」
「ほんとう、ここだけ空間が違うみたい。」
外とは違い空気の充満している中に入ると、広い部屋に椅子が2つと長いテーブルが1つ、テーブルの上には宝箱があった。
「リオ、開けてみて。」
「え?でも・・・」
「大丈夫、この神聖な祭壇に入れる人間は限られている。」
「なに?」
「きっとリオなら認められる。」
「認められる・・・?」
「・・・・。」
おそるおそる蓋を開けてみると、リオの目の前に2つの魔石・・・”ルビー”と”サファイア”が浮かんできた。
洞窟の中で見たのとは輝きも発する光も違う。
「これって・・・魔石?」
「そう、これが本当のルビーとサファイア。」
「洞窟の入り口にあったのはレプリカ・・・つまり偽物なの。」
「これが・・・ほんとうの・・・」
リオが戸惑いながら手を出し、指先が触れると・・・2つの魔石はより一層大きな光を発して顔程に大きかった魔石は次の瞬間にはリオの手の中に納まっていました。
「小さくなった・・・これどうしたらいいの?」
魔石を持ちながらクロムとフラワーブルーを見ると、顔に笑みを浮かべながら静かにリオを見上げていた。
「改めまして、新しいマスターリオ・・・私が魔石サファイアの守護獣”フラワーブルー”」
「僕が魔石ルビーの守護獣”クロム”・・・僕たちはリオを新しいマスターと認めます。」
「え?え?」
急な展開についていけないリオはこの祭壇に入ってからオロオロするばかり・・・そんな困惑しているリオに対して成り行きを見守っていた黄玉は”やっぱり”とつぶやいた・・・。
「・・・どういうこと?」
「つまり・・・」
魔石を手に入れるためには、それぞれの守護獣に認められて初めて手に入るものだと思っていたリオでしたが・・・正確には魔石自体がマスターを選んでいる。守護獣はその場を見守るために存在する。
守護獣は魔石から離れすぎると力が弱まってしまうし、本来の力が発揮できない。
魔石の大きさは様々だが、大きいものでは1メートルを超えるものも存在するという。
その魔石が人間の手の中に納まると、認められた証拠になる・・・。
まるで2匹に”おかえり”と言っているかのように・・・。
そうして促されるままにリオたち4人は祭壇の中に入って行った。
「はぁ~、とっても澄んだ空気・・・」
「ほんとう、ここだけ空間が違うみたい。」
外とは違い空気の充満している中に入ると、広い部屋に椅子が2つと長いテーブルが1つ、テーブルの上には宝箱があった。
「リオ、開けてみて。」
「え?でも・・・」
「大丈夫、この神聖な祭壇に入れる人間は限られている。」
「なに?」
「きっとリオなら認められる。」
「認められる・・・?」
「・・・・。」
おそるおそる蓋を開けてみると、リオの目の前に2つの魔石・・・”ルビー”と”サファイア”が浮かんできた。
洞窟の中で見たのとは輝きも発する光も違う。
「これって・・・魔石?」
「そう、これが本当のルビーとサファイア。」
「洞窟の入り口にあったのはレプリカ・・・つまり偽物なの。」
「これが・・・ほんとうの・・・」
リオが戸惑いながら手を出し、指先が触れると・・・2つの魔石はより一層大きな光を発して顔程に大きかった魔石は次の瞬間にはリオの手の中に納まっていました。
「小さくなった・・・これどうしたらいいの?」
魔石を持ちながらクロムとフラワーブルーを見ると、顔に笑みを浮かべながら静かにリオを見上げていた。
「改めまして、新しいマスターリオ・・・私が魔石サファイアの守護獣”フラワーブルー”」
「僕が魔石ルビーの守護獣”クロム”・・・僕たちはリオを新しいマスターと認めます。」
「え?え?」
急な展開についていけないリオはこの祭壇に入ってからオロオロするばかり・・・そんな困惑しているリオに対して成り行きを見守っていた黄玉は”やっぱり”とつぶやいた・・・。
「・・・どういうこと?」
「つまり・・・」
魔石を手に入れるためには、それぞれの守護獣に認められて初めて手に入るものだと思っていたリオでしたが・・・正確には魔石自体がマスターを選んでいる。守護獣はその場を見守るために存在する。
守護獣は魔石から離れすぎると力が弱まってしまうし、本来の力が発揮できない。
魔石の大きさは様々だが、大きいものでは1メートルを超えるものも存在するという。
その魔石が人間の手の中に納まると、認められた証拠になる・・・。

