同日、2年B組の放課後の教室。

空風晴輝「なぁ、あれ。隣のクラスの綾瀬さんぽくない?」

晴輝は、傘をささずに走ってる結衣の姿を教室の窓から眺める。

山田蒼太「へぇー。つーか。俺は隣のクラスまで、興味ないから、覚える気がないわ。詳しいな。」

晴輝「そうだろ?それより、今日って朝から雨だったじゃん?何で傘をささないんだろう?」
どや顔をしたあと、不思議そうに晴輝は思った。

蒼太「そういえば?そうだな。」
蒼太も頷く。

すると、廊下から女子の声がする。

由美「晴輝くん~。2人で話があるんだけど。」

蒼太「あれ、隣のクラスの渡邊じゃん。晴輝に何の用だろ?」

晴輝「また、女子か‥。」

蒼太「モテル男は辛いね~。俺、玄関で待ってるから。」

教室には蒼太と晴輝しかいない。

晴輝「ごめん。すぐ追いかけるからな。」


由美「蒼太くんごめんね。」