女子トイレ。

ガチャ、ガチャ。

晴輝「やっほー、おぉ!お前らか、楽しいことしてるじゃん?俺も混ぜて?」

渡邉「きゃ、、えっ、、晴輝くん?ここ、女子トイレ‥。」

晴輝「叫び声が聞こえたから、きてみたんだ。おい、そのバケツ貸して。」晴輝は、微笑みながら、渡邉が持っているバケツを強引に奪う。

渡邉「晴輝くん?何するの?」

晴輝は水をくみ、綾瀬に水をかける素振りをしたあと、渡邉にバケツをむけ水をかけた。


渡邉「きゃあ、ぶ、、はぁ、、えっ!ちょっと、晴輝くん何するの?」
渡邉は涙目になった。

晴輝「わりぃー。手がすべちゃったわ。そこにしゃがみこんでる綾瀬さんと同じびしょびしょ。何で泣きそうになってるの?もしかして、お前が好きな俺に水をかけられたから、泣きそうになってるわけ?やられた立場としてどうよ?いい気分にはならないだろ?やられて、好むやつはそうとうなMだな笑
これでも楽しいって言える?俺はやってて楽しくはなかったよ。渡邉を振って良かったわ。俺お前みたいな女、大嫌いだから。顔は可愛くても、性格ブスなやつ。」


渡邉「ひっ‥ひどい‥」

晴輝「よくそんなこといえるな。俺が見る限り、綾瀬さんの方がよっぽど、傷ついてると思うし、ひどいことされてると思うけど。とりあえず、水をかけたことは謝るけど、されていい気分ではなかっただろ?人が嫌がる姿をみて、笑う人生って俺は悲しいな。そもそも、学校ってこんなことしに来てる訳じゃねぇだろ?勉強をして、友達と仲良くして思い出を作っていく場じゃねぇのか?顔立ちも違うし、色んな性格の子がいて、色んな価値観がある。それって、ある意味面白くない?皆同じ顔立ち、皆同じ性格、同じ価値観じゃ、人生つまんなくない?色んな刺激があるから、人生って山越え谷越え楽しんじゃん!」


渡邉「くっ、、、い、いこっ…。」
渡邉は顔を赤めて、笹木と町田と共にでていった。