「助かったー」

これが俺の本音。

「このところ特にヒドかったからな・・・」

独り言を呟きながら晩御飯の準備を初めた。

要するに、ここ最近姉さんのサンドバック状態だったわけで・・・。

まあ、今となっちゃもう良いけどね。

「今日は何にするー?」

階段を下りながら姉さんが台所へと声をとばす。

「んーなんでも良いんじゃない?」








今日の晩飯はハンバーグかな・・・。








「ところで、この前は誰と図書室にいたの?」

「それはまた別の話よ」

姉さんはいたずらっぽく笑いながら言った。








今は何もつっこむまいとした俺がいたのは、言うまでもない・・・。








-end-