屋上からの階段を降り、エレベーターに乗る

交わす言葉は少ないが、心地よい

5階に着くと、家路へと向かう

「じゃあ、ここで」

「俺、隣」

!!!!!

「「マジっ」」

大きな声で笑いそうになるが

お互い人差し指を口に当てて

「「おやすみ」」

カチャン

扉の閉まる音が響く

「こんな偶然もあるもんだね」

連は、玄関に腰を下ろし呟いた

空き缶をゴミ箱に捨て、ソファに腰掛ける

ぐうぅっと伸びをして、着替え始めた

ベットに潜り込むと

いつの間にか意識を手放した