恋は手紙と。

 そのせいか、変に意識してしまう。



 「そうかな?」



 梶木くんは、そんなことは気にしないとでもいうようにキョトンとした顔をしていた。


 梶木くんは今、どう思ってるんだろう。


 二人きりで、緊張とかしないのかな……


 私たちを乗せた観覧車は、ゆっくりと動き出す。