「行こ」
「え?」
「俺も数学係」
自分を指差しながらそう答える坂下くんに
私は黒板を見た。
私の横に彼の名前が書かれている。
「あ、坂下くんも数学係だったんだね」
パニックになりすぎてあとのことは
何も耳に入ってなかったよ…
「じゃぁ行こっか。またね、さやか」
「うん、また明日ね」
私は坂下くんと歩き出して教室を出た。
そして2人を見送ったさやかが
首を傾げる。
「……風香って文系だったよね?」
「え?」
「俺も数学係」
自分を指差しながらそう答える坂下くんに
私は黒板を見た。
私の横に彼の名前が書かれている。
「あ、坂下くんも数学係だったんだね」
パニックになりすぎてあとのことは
何も耳に入ってなかったよ…
「じゃぁ行こっか。またね、さやか」
「うん、また明日ね」
私は坂下くんと歩き出して教室を出た。
そして2人を見送ったさやかが
首を傾げる。
「……風香って文系だったよね?」

