その中に見知らぬ手紙が落ちているのに気付いた。


「手紙…?」


手紙を拾おうと手を伸ばしたその時、


突然、頭痛がして頭を押さえると脳裏に桜の木の光景がよぎった。


「……っ」


そのはずみで階段から足を踏み外し転がり落ちてしまった。


私の意識はそこで途絶えた…。