偽物恋愛ーfake loveー

もうあんたには杉澤くんに近づけさせないから。


そんなこんなで気づいたら部活が終わった。
さてと、


『ねえ、のり。ちょっといい?』
ちょうど更衣室に入ってきた紀華に声をかけた。


『なに?』
『のりにね、相談したいことあってー。
ちひね?杉澤くんのこと好きなの。だから
協力してほしくて。いいよね?』