偽物恋愛ーfake loveー

はあ、冷たいねー。
『あのさ、私たち友達になろっか。』


紀華はちょっとびっくりした顔をした。


『だって、同じサッカー部のマネージャーだし、それに友達なりたいから。だめ?』
『や、だめじゃないけど…』


『じゃあ今日から友達ね、のり!
私は«ちひ»って呼んで?』
『あ、うん。』


これでのりとは友達。
だから相談に乗ってもらっても問題ないね。