偽物恋愛ーfake loveー

俺は更衣室で制服に着替え、りくに言われた通り玄関でのりかを待つことにした。


まだ終わってねーのかな


『ごめん、待った?』
『や、別に』


少し遅れてのりかが来た。
やっぱなんか暗いんだよな。


『ともさ、千夏先輩にわざわざ言ってくれた
んだね、心配してくれてたの?…そんなわ
けないか…』