偽物恋愛ーfake loveー

俺は五十嵐先輩に頭を下げ、部員の集まる方へ向かった。


『あ、いた!ともなんで先に行くんだよ!』


あ、りく
『や、用があったからさ。のりかは?』
『一緒に来たから今頃仕事してるだろ』


なら五十嵐先輩から聞いたかもしれない


『全員そろったかー。練習始めっぞー』
ま、なんかあれば帰りに話すだろう


俺は練習を始めた