さつじんきと同居

結彩がその声に負けないくらい冷たく言い放った。

「盗み聞き?アンタらが周りに聞こえるくらい大きな声出すからだろ?」
「盗み聞きは盗み聞きや!うちらにいちいちつっかかんなボケ!」
「まぁそんなことはどうでもいい。マイがどうなったか、聞きたいか?」
「…お前は何か知ってんのか?」

そう言うともたれかかっていた椅子から腰を離し、ゆらりと立ち上がった。