諒「ピアノか?」


あ、うん


笑梨「うん、次のコンクールで弾く曲を決めとかないといけないんだけどまだ決まってなくて…」



ピーンポーン



あ、たぶん大沢さんだ



笑梨「兄様、ごめんなさい、出てもらってもいいですか?」



諒「ああ、わかった」



えっと、とりあえず…



笑梨「そこのソファーにでもお座りになっては?」



涼介「笑梨ちゃんありがとう。ほら、理希も」



理希「……ありがと」



初めて喋ってくれた



笑梨「いいえー!」



その間に私は楽譜をまとめてファイルに直した



諒「笑梨、大沢さん来たよ」



大沢さん事大沢美思さんは私の専属マネージャーさん