アツシと俺んちは歩いてすぐの距離。いわゆる幼なじみってやつ。色々ケンカもしたけど今でも一番仲のいい奴。さっそく着替えて俺んちにやって来た。
ガチャッと部屋のドアが開く。俺んちは両親共働きでこの時間は俺以外誰もいない。
「ってか早い。もうちょっとゆっくりしてくればいいのに。」
と俺が着替えながら言うとアツシは俺の話も聞かずしゃべりだす。
「来る途中ケンタに会ったよ。あいつも誘っといたー。あいつなんか暗くなったよなー。」
ケンタとは中学の友達で昔は一緒によく遊んでた親友の一人。最近は勉強が忙しくて大変だと聞いてたが大丈夫なのかな。たまに近くのコンビニで会うがたしかに大変そうな事よく言ってた。
「あいつ遊ぶ時間なんてあるの?」
と着替え終わって振り向くとアツシは俺の話も聞かずプレステをし始めていた。
「ってかおーい!!」
一人突っ込みも悲しく響く。

そこでインターフォンがなった。