この魔法をあなたに捧げます









噂とは、、、、恐ろしいものだ。









「……ねえねえ、あのこと聞いた??」

「え?なになに?ん?」

「このクラスでさぁ、停学してた人いんじゃん?」

「あー!あのヤンキー?古賀だっけ?」

「そうそう!」






古賀龍(コガリュウ)は入学式からある暴力沙汰の騒ぎを起こして怪我させたとかなんとか。

それで停学になったらしい。




「そいつがね、明日から停学終わって、学校来るんだってー!!!」

「まぁじぃ???怖いわー」

「もう、学校きたくないよね〜」

「うんうん!」








そんな噂を咲舞が聞きつけた。


咲舞は本能的に悪い予感がした。


そして思う。





古賀に葵を近づけてはダメだと。






しかしそれは遅かった。







ガララララッ ガラッ




「先生!!1分以内にきたよ!!!」



ドンッ




そう言ってぶつかったのは先生のあんな柔らかいお腹ではないまた別物。



(初めての感覚だ!!)

そして恐る恐る顔を上げてみると見たこともない大きな体が。




「大きいねぇ」


満面の笑顔でその人を見る。

どこかで小さな悲鳴が聞こえたようだ。



「どけ」



その人は軽く葵を睨んだ。


しかし葵はきょとんとしている。




周りの先生達は顔を青ざめている。



(何が起こってるの??)



その人は何も無かったかのように歩いていった。







「………七瀬、ちょっと来い」

「先生……?」

「あいつにはもう関わるな」





「…………え?」