無色透明の初恋




「家に帰れって言ったのに。なんでそんなに付きまとうの?」
「ん〜、一目惚れってやつ?」
「私一目惚れとかそういうの信じないので」
「事実なんだけどな〜」



彼はヘラヘラと笑っている。
こんな長時間待っといて笑えるぐらいまだ元気なようだ。


「ねぇ見て」
「女子大の前で男連れてくんなよ」
「見せびらかしたいんじゃね?」


(ほら、まただ…)