何の変哲もない朝。
いつもと変わらない朝食。

なのに学校が、部活が憂鬱になってしまったのはいつからだろう…


「ねぇ…君、今日は学校行かないほうがいいよ」


「え!?」

現れたのは整った顔立ちにストレートヘアーそしてどこの店にも売ってなさそうな変わった服を着ている私と同い年ぐらいの女の子だった


「あ、自己紹介遅れたね。私は未来人、好きに呼んで」

「じゃあミラで」

「単純だねー資料のとおりだよ さてさて本題」


「一応確認だけど中村莉子と山口奏は知ってる?」

心臓が変な音を立ててバクバクしている

中村莉子ーー私を徹底的に虐めている女。

そして

山口奏ーー私の好きな人。莉子の彼氏。


「その反応だとそうだね」


「君は今日死ぬんだ」


え!?いきなり言われたので思考回路が停止していた