『はぁっはぁっ』

私は勢いよく家を飛び出し、駆けた。

涙が頬を伝う。

『だれかっ』

祖母は、私の救いだった。

小さい頃からずっと慰めてくれた。

大好きなおばあちゃん。

おばあちゃんだけが私の光だった。

でもそれは

都合よく書き換えられた私の記憶。