そんな感じで毎日楽しく過ごしてた。
だけどそんな日常は、簡単に終わりを告げられたのだ。

あたしが教室に入ると、仲いいみんなが睨んできて。
一番仲良かった子は、睨みつつも、悲しそうな
顔をしてて。

「陽菜さぁ…調子乗ってんの?」
「椎名ちゃんを殴ったってマジ?」
「姉より人気だからって調子乗ったんだよね?」
「うち、陽菜のこと信じてたのになぁ〜…」
「陽菜ってさ、」
「「「最低なんだね。」」」

これだけなら、ただのいじめで終わる。
それならまだ耐えられた。
でもね。罵声を浴びせられてる中、
暫くして、クラスの男子が焦ってるような、
悲しんでるような、怒ってるような感じで
急いで入ってきた。
そして…

「陽菜はッ…陽菜は、犯罪者だっ…」

もちろん、教室のみんな、そしてあたしも
驚いて、ざわついて。

「あのなっ、陽菜の親って、父親って、
病気で死んだだろ?医者によるとそれ、
本当はいつの間にか毒を体の中に入れていて、
それで死んだのが本当、らしいんだッ、」

ここまで話した時、皆の顔色が変わり、
睨むどころか、失望?幻滅?されたような、そんな
目を向けられた。
きっとみんなもう大体わかったんだろうねー。

「そしてなっ、その毒と同じ毒が、
陽菜の部屋にあったらしくって、それで、
陽菜はっ、犯罪者っ…」






___どういうこと?