あたしは、人気者…というか
みんなから頼られる存在だった。
でもいつの間にか、あたしの日常は
崩壊してた、小学生の頃。えっと…5年ほど前だね。
今話すのは、その話。



「陽菜!!昼休みなにする?」
陽菜「えー?なんでもいーよ!✕✕のしたいことで!」

名前が✕✕なのは、思い出したくないから。
それだけだから、あまり気にしないで欲しい。
これからこいつらは出てこなくなるし…ね。

「えー、じゃあ…ドッj…あっ、図書室に
本返さないと!期限すぎてる!!」
陽菜「えぇ…?✕✕、ちゃんと返さないと〜。
あたしも一緒に行くね〜!」
「うんっ!」

「えー、うちもいくーっ!」
「うちもうちも!」「わたしも!置いてかないでー!」

陽菜「じゃ、みんなでいこ?」
「「「うん!」」」

…って、あんま関係ないねこれ。ごめん。
まぁ、こんな感じでみんなと仲良かったの。
もちろんこの頃は、姉とも。

椎名「陽菜ー!」

姉はこの時、小6。あたしは小5。1歳差。

陽菜「ちょっとみんな待っててー。どしたの〜?」
椎名「リコーダー忘れてね…貸して!!いいかな?」
陽菜「はぁ〜!?しょーがないなぁー…待ってて。」

陽菜「はい。」
椎名「ありがと!じゃ!!」

陽菜「…それだけかい。」


ね?仲いいでしょ…?普通に仲いいよね?
だけど今は崩壊してんの。
想像出来ないよね?